というわけで、昨日はウイスキーマガジンライヴ!2008に行ってきました。大阪からの日帰り参加なので朝早めの新幹線を取りましたが、予想された前日の雪の影響はほとんどなく、ほぼ定刻の10時半に会場(東京ビッグサイト)に着いて一安心。今回は、酔っ払って味がわからなくなるのを防ぐためにウコンの力を仕込みました。さて効き目はあるんでしょうか?
まず受付に行こうとしたら凄い人の数!長蛇の列が出来てます。こりゃ中のホールは混雑してるかな・・・とか思って会場入りしたら予想以上の大混雑でした。人が行き交う隙間がかろうじてある、そんなホールでした。完全に入場人数のキャパ超えてます。次はもっと広いホールがいいですね。

さて最初にチェックすべきはウイスキーアワード。今回もシングルモルト部門でイチローズモルトが2つ賞を取っていました。というわけで最初のセミナー前の駆け付け1杯目はこれに決定。(番号は、この日のうちの何杯目かを指します(笑)。いい加減な1行コメントも合わせてお楽しみください(ぉぃ)
1. イチローズモルト23年カスク(58.8%)
最初ドライですがちょっとずつシェリーの顔を見せる。私的にはイマイチ。
ベンチャーウイスキー(イチローズモルトを出しているところです)のチラシをよく見たら、秩父蒸留所が始動するんだとか!しかもウォッシュバック(発酵槽)の材料はミズナラだそうです。うーん今後が楽しみですね。
ということで1杯目をサクッと飲み干したあと、11時15分からのバルブレア蒸留所のセミナー(マスタークラス)に急がなきゃ!ということで会議棟6Fに向かいます。でももう時間ギリギリなのに長蛇の列が出来てます。まだ人を入れていないらしい。なんだこりゃ~。11時15分に始まらなかったら時間短くなるじゃん。早く来て待ってる人もかわいそうだし。なんか今回手際悪いねぇ。
左がスチュアート・ハーベイさん。インバーハウスのマスターブレンダーです。真ん中の人が・・・あれ?どこにも名前書いてないな(汗)えっと・・・偉い人です(ぉぃ。さてセミナーが始まり、その説明の中でバルブレアのボトルに描かれた木のような紋様の話になりました。これ、木ではなくて4000年前の古代文字だそうです!この紋様を分解するとBALBLAIRという8文字になるんだとか。なるほど伝統を大事にしている蒸留所なわけですね。
テイスティングは左から。
2. New make spirit(68.2%)
なめらか。加水するとナッツの感じ。
3. Balblair 1997(43.0%)
淡いバニラ香。穏やか。シトラス。フィニッシュはドライ。
4. Balblair 1989(43.0%)
バナナ香らしい。フィニッシュは甘ドライ。
5. Balblair 1979(46.0%)
バルブレアの中ではこれが一番好み。フルーティで熟成感あり。
6. Balblair 1975(46.0%)(日本未発売)
これだけスパニッシュオークのシェリー樽。レーズン香。食後酒として秀逸。
後はちょっと質疑応答。
・いろいろな樽を使用する予定はあるか?
→伝統が最優先。今はアメリカンオークバーボン樽とスパニッシュオークのシェリー樽以外に使う予定はない。
・チルフィルターするしないの判断は?
→ある程度決まりに従うが、最終的にはテイスティングで判断。ただし大きな違いはない。
・なぜ熟成年数表記ではなくヴィンテージ表記なのか?
→年による違いを分かって欲しいから。
最後に、バルブレアの日本語ウェブサイトの紹介がありました。インバーハウス社のウェブサイトとして、外国語のウェブサイトを用意するのは初めてだとか。しかも「日本語ができるメンバーは誰もいないのに、Q&Aは日本語で受け付けてしかも日本語で回答します(笑)」で大ウケ。技術は進化するもんですな。
さて、エンジンもかかってきたことですしホールに戻ってテイスティング再開。今回は各協賛ブースでプレミアムテイスティングと題して、お金を払うと高価で希少なウイスキーが飲めるという、なんか嫌な感じの制度がありました。うーん入場料払ってるんだからグダグダ言わずに高いのも飲ませろ!しかも私は大阪から来てるんで交通費が痛く、そんなものに支払う金はありません。というわけで今回は無料の試飲のみです。あしからず。いや、良さそうなサケはいろいろあったんですけどね。1杯2000円とか言われては・・・(涙)
7. スプリングバンク ヴィンテージ1997
塩辛さとシェリー。
8. ダンカンテイラー レアレストオブザレア グレンクレイグ
梅田阪急の英国フェアで顔馴染みのマーク・ワットさんがダンカンテイラーのブースにいらっしゃったので、Hello!と声を掛ける。去年もここでお会いしたし、この調子だと1年に2回は絶対にこの人に会うなぁ。いつも通りの笑顔を頼もしく思いながら「今日のベストは?」と聞いて選んでもらったのがこのボトル。柑橘系の香りと味わい。うーん美味い!さすがマーク。
9. エイコーン ポートエレン24年
まあ大好きな蒸留所なので・・・潮っぽさが何とも言えません。今日の中で5本指には入るかな。
10. トマーティン1962
たぶん英国フェアで飲んでますが・・・熟成感がありあったかいウイスキー。
11. ニッカ シングルカフェモルト12年
飲めて嬉しいです。バニラでクリーミー。買うほどじゃないかな。
12. ニッカ シングルモルト宮城峡500ml(2008/3/4発売予定)
やはりニッカ、結構キツめ。シェリーが強いかな?
途中、ハイランダーインのブースで、去年の英国フェアでたまたまお会いしたハイランダーイン東京の鈴木俊之さんにお会いしました。いやーお久しぶりです~とか話しているとなんと横にはクライゲラヒのハイランダーインの皆川達也さんが!せっかくですので紹介していただいて(とは言ってもこちらは名乗っていないのですが(^^;)、「大阪から来て、しかも日帰りですよ~」などお話しさせて頂きました。ちょっとした時間でしたが非常に楽しかったです。スコットランドの現地にもいつか行ってみなければ・・・と思いました(いつになることやら?)
というわけで飲み飲みしてましたが、ぼちぼちグレンフィディックのセミナーのお時間なので会議棟6Fに移動。また同じ部屋で同じ受付のお姉さんでした。中に入ってまたもやスクリーン近くを陣取りいざセミナー開始!講師はグローバル・ブランドアンバサダーのルドー・ドゥークロさん。初来日だそうです。とても若い方でした。私のちょっと年上くらいなのではないでしょうか?
内容は、発見:ソレラの世界と題して、15年ソレラの作り方とその原酒を味わう、という感じ。グラスは見ての通り6つ!もう結構な量のサケを飲んでるけど、まだ行けるかな?と思いながら左から順番にテイスティング。
13. New Make Spirit(71.2%)
これは創業から作り方を変えていないんだとか。加水するとスムーズです。
14. セカンドフィルのバーボン樽熟成(55.9%)
ソレラの7割がこれ。バニラ香がすごい!麦の甘みに少し熟成感。今回のグレンフィディックのグラスの中ではイチオシ。
15. 上のものを3~6ヶ月新樽に入れたもの(60.1%)
新樽は味が強く出るのでグレンフィディックでは使わないのですが、これだけは例外だとか。ちょっとスパイシーでフィニッシュは少し甘め。
16. スパニッシュオーク樽ドライオロロソシェリーのファーストフィル(58.0%)
ほぼマッカランのような甘さ!確かに同じスペイサイドだし、同じ樽を使えば同じような味わいは作れるんだなと思った1杯。
17. 上の14~16を70:10:20の比率で混ぜたもの(58.0%)
確かに、それぞれが混じり合った味わいがします。
18. 15年ソレラの製品版
17をちょっと樽で寝かせています。上は荒削りだったけどこれはかなりきめ細やか。
というわけで、まんま15年ソレラの作り方でした。ちゃんちゃん。後は、蒸留所で40年以上働いている人が9人もいるとかでその方々の写真を見ながら終了。時間切れで質疑応答が無かったのが残念です。グレンフィディックブログなんてのをやってるんでそちらでも回答しますよ~とのことでした。最近はネットもメディアとして重要なのかな。
さてもう2時半。メシを食べないといけません。今回はベヌーゴなるカフェ屋さんのランチボックスがあったのですが、頂いたのはしょぼいソーセージドッグとスープ。こりゃ少ないし腹減るな・・・と思って結局am/pmでソバ買って食べました。しばらくゆったりしていたのですが、やはり結構なサケが体内に入ってます。なんだウコンの力もあんまり効かないじゃん・・・と思いながらホールに戻って各ブースを徘徊しましたが、もうウイスキーは腹いっぱいであまり欲しい銘柄も見当たらず。結局次のセミナーまでは1杯だけ。
19. アンノック16年(未発売)
非常に飲みやすいです。(・・・それだけかよ!)
まあここで飲みを抑えたのは、4時から待ちに待ったスプリングバンクのセミナーがあるからなのです。やはりスプリングバンクは撃沈(睡眠ともいう・・・)せずにちゃんと聞いて飲んで楽しみたかったので。というわけでトイレにも行ったし万全の体調(ホントか?)でいざセミナー会場へ。
立っている人のうち左にいるじっちゃんがフランク・マッカーディーさん。右の女性がケイト・ライトさんです。今回は蒸留所の製造工程の紹介の合間合間に目の前のウイスキーの試飲を行う、というスタイルのセミナーでした。タイトルは「将来に登場するウイスキー」。テイスティングは左上から右下へどうぞ。
20. ヘーゼルバーン8年(46%)
ピートを焚いていないモルト。甘いバニラ~花のような香り。
21. スプリングバンクカスク10年?(54%)
?が付いているのは、通訳の人の言葉を聞き逃したせいです。ごめんなさい。バニラでソルティー。湿り気のあるような香り、だそうです。いまいちわからなかった。
22. スプリングバンク1991シェリーカスク(48%)
フルーツでリッチでシェリーな感じ。
23. ヘーゼルバーン2002 ソーテルヌカスクで3年熟成
仕掛かり品。ボトリングまではあと7年くらいは必要だとか。バナナでシェリーで甘い!
24. スプリングバンク1997(55%)
古いシェリー樽をリチャーしたもの。リッチでスモーキー、あまり塩辛くない。非常にバランスが取れていて美味しい。今回のスプリングバンクの中では一番美味かった。
25. スプリングバンク1996ラムカスク(56%)
スパイシー。で甘い。
全ての工程を自社で行っている、というところに誇りをもっているように感じられました。フロアモルティングからボトリングまでも自社でやっているわけですからね。また、Glengyleという新蒸留所など、新しいことをやっていこうという気も十分。やはりスプリングバンクはまだまだ見逃せません。
また、前日がケイトの誕生日だったそうで拍手~みたいな場面もありました。しかも樽熟成の時に「天使の分け前」という説明をしながら、フランクが「今日は天使を連れてきました」のコメントで一気にケイトの顔が真っ赤に(笑)おもしろすぎです。
質疑応答も少し。
・水の特徴は?
→軟水。山からの水。(ケイトに言わせれば「丘」らしいけど(笑))
・水の販売とかして欲しい。
→No. 処理をしていないしね。
そうそう、今回のテイスティンググラスのうち、最後の一つだけがなぜかウイスキーマガジンライヴ2003のもの・・・これは持って行けっていうメッセージですよね?そのサケだけはちゃんと飲み干して、グラス共々ありがたく頂きました。どうもです。
さてこれでセミナーは全部終了。後は自分の心の赴くままに試飲のウイスキーを飲んで帰るだけです。そこで気付いたのですが、やけに飲み能力が回復してます。さっきのセミナーでも全然寝なかったし、頭も冴えてきているような?これがウコンの力パワーですかね?というわけでロスタイム(?)の飲み開始!
26. イチローズモルト ファイナルヴィンテージオブ羽生(60.6%)
ウイスキーアワードのもう1つのボトル。素直においしい。23年よりもこちらの方が好み。
27. アラン GORDON's DRAM
まとまったドライなシェリー風味。美味しいです。
28. タリスカー25年
いつも通りうまい。
29. ハイランドパーク30年
落ち着いた華やかさ。
30. タプロース(樽出し)
これまた顔馴染みのWSJの渡辺さんとお話ししながら試飲。甘みがあっていいサケです。ウスケバは「まだまだ。あと10倍くらいはアクセスが欲しいですね~」とおっしゃってました。
31. デュワーズ12年
凄い綺麗な外国の女性がブースに・・・と思って後で調べてみたら、エストニアのレイラさん。テレビにも出ている方らしいです。んでサケの方はまあデュワーズ。モルトに疲れた時に飲むと熟成感が感じられていいかもです。
32. グレンロセス1994
色は薄いけどグレンロセス。
33. シグナトリーアンチル ラフロイグ8年2000
若めの草の香り。おいしい。
34. ダンカンテイラー グレンリヴェット38年
締めに選んだのがコレ。シェリーがキツめですが美味しかった。
というわけで計34種類!飲み尽しましたよ~。最後はウコンの力パワーでまだ余裕あったからもうちょっと行けたんだけど、大阪に帰らないといけないし、ということで6時20分ごろに撤退。あ~ごちそうさまでした!セミナー含め12,000円(交通費は除く(^^;)の元は十分過ぎるほど取ったハズです!
そうそう、最後に試飲巡りをしていた時に、スコッチ文化研究所のブースに土屋守さんがいらっしゃったので、モルトウイスキー大全(持ってなかったんです)を買ってサインを頂きました!いや~嬉しいです。私の本名入りだし。これからじっくり読んで勉強します。どうもありがとうございました。
そんなこんなで飲みまくりの日でしたが、いろいろと学ぶことも多く満足の1日でした。やはり1番いいのは、現地の蒸留所の方の生の声を聞けること、これに尽きますね。やはりウイスキー好きの飲み手としても、作り手がいてこその世界ですから。これからも末長く、このライヴ!を続けていって欲しいなと思います。
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