行ってきたよ!WHISKY HISTORY in OSAKA 2008!
先週末はNBA(日本バーテンダー協会)大阪北摂支部の試飲会&セミナーへ行ってきました。いつもながら補足しとくと、私はバーテンダーでも何でもなく、ただのサケ好きの一般人です。毎年この時期にやっているのですが、去年は会場の都合で開催されなかったみたいです。出るものはほとんどがシングルモルトで、関西在住のモルト好きには最高の試飲会なのではないかと思います。場所はちょっと変わって新梅田研修センターなるところ。なんか新しそうな建物でした。
さて今回のセミナーは土屋守さんのハイランドパークセミナーと、サントリーの白州蒸留所のセミナーの2つ。どちらも先着50名の当日受付だったので、「これは早めに行かないと無理かな?」と受付30分前に現地到着。着いたら一般人は3人くらいしか居ませんでした。あら、早すぎたか。まあいいや・・・と待っていると、ほどなく受付が始まりました。やっぱりセミナーは片方だけしか申し込めないのかなと思いつつ、「セミナー両方ってありですか?」と聞いてみると、これがなんとOK!というわけでバッチリ全参加でした。
すでに人も集まっていたので、開始時間にはちょっと早いですが入れることに。というわけで試飲開始!でもまだ12時前なんだよなぁ。セミナーも2つ控えているし、真っ昼間から酔っ払うのもあまりにあんまりです。まあぼちぼち・・・と思いながらの最初の一杯目はブルータスのコレ。
1. 山崎蒸留所 The Owner's Cask 1995 10年
シェリー樽熟成だけどそんなにきつくなくフルーティ。
一通り回ると、北新地のウィスキーアイランド(以前はBar Preferir)の水谷さんがシェーカーを振ってました。今日はカクテル担当ですかーと声を掛けると、CIROC(ブドウのウォッカ)でオリジナルカクテルを出してるんだそうで。何杯か飲ませて頂きましたが、パインのカクテルがなかなか美味しかったです。
次は入口前のウィスク・イーのブース。ここはかなりボトルが充実してました。
2. リンリスゴー1982 25年(62.4%)
ちょっとモルティ。ローランドモルトは久しぶりです。
シングルモルト販売は、ボトルは少なかったですが有料(100円)のコレは美味しかった。
3. グレンリヴェット35年
枯れた感じはなく、甘め。
ニッカとサントリーは目新しいボトルが全く無かったので完全スルー。次はその横のジャパンインポートシステム。ダグラスレインのOMCシリーズがこれでもか!というくらいに置いてありました。このシリーズって素直な味わいで好きなんですよね。あと、以前に阪急百貨店地下のテイスティングカウンターにいらっしゃった太田さんがいました。いつの間に。しかも顔を覚えられていたようで、ちょっと会釈の後に「今日のおススメは?」と聞いて出していただいた一本。
4. クライゲラヒ11年 OMC
淡い色合い。香りはフルーティ。でモルティな味わい。
ということで、ぼちぼち1回目のセミナーの時間です。空きっ腹だとあんまりなのでテーブルにあったパンをひとかけら口に押し込み、セミナー会場にGO。さすがに研修場だけあって教室みたいな部屋。前の方に陣取って座ると、席にはプラカップに3つのサケ。見た感じ、左の2つはオフィシャルっぽい。うーんあんまりレアなサケはなかったか・・・とちょっと残念に思っているうちにセミナー開始。講師は例の土屋守さんです。
まずはオークニー島の場所、土地の呼び方、島の遺跡などの写真などの紹介。地図で見ると、ハイランドパークとスキャパって近いんですね。いろんな遺跡も不思議な感じ。こんなところにも人って住んでいたんだな~というロマンに溢れる島ですね。
さてハイランドパークの良さは5つあるそうです。
・世界最北
・独自のフロアモルティング
(現在やっているのは6つの蒸留所だけ)
・独自のピート
・コールドマチュレーション
-年間の気温差は6度。湿度も変わらない。
-風の強い島。木もない。
・熟成樽が全てシェリー樽
とまあいろいろ聞きつついざテイスティング。サケは左から順番に。
5. ハイランドパーク12年(オフィシャル)
天然キャラメルの添加を止めたそうです。究極のオールラウンダー。
6. ハイランドパーク18年
熟成感があり美味しい。
7. ハイランドパーク 土屋守セレクト8年1998
ファーストフィルのシェリー樽熟成。ドライフルーツの味わい。
さすがに土屋守セレクトは美味しかった。他のボトルも飲んでみたいけど、5本で5万円(しかも350mlずつ)はちょっと高すぎます。どこかのバーで見かけたら飲んでみますか。
というわけで1回目のセミナー終了。ちょっとスコットランドに意識が飛んでましたが、引き戻されてまた試飲会場へ。次はヴーヴ・クリコ ジャパンのブースです。
8. グレンモーレンジ アスター
今さらながら飲みました。いい感じのバニラ香、美味い!
9. アードベッグ ブラスダ
軽いけどしっかり。でもやはり物足りない?
隣のオザキトレーディングは、いつもマガジンライヴ!のブースでも見掛けますね。
10. シンジケート58/6公表シングルモルト グレングラッソ1983 24年
紅茶のような感じ?あっさりという感じではない。
SAKE SHOP SATOは見たことあるけどあんまり知らないです。せっかく見掛けたのでイチローズ・モルトを。
11. イチローズ・モルト MWR
ハチミツ、ちょっとドライ。
とまあこんなところで次の第2回目のセミナー。セミナー間が30分しかなく忙しい感じだなぁ(そもそも両方とも参加した人はそんなにいませんってば)、と思ったら主催者側もやはり間に合わなかったらしく、開始が遅れることに。まあ酔い覚ましにはちょうどいい具合です。トイレも行って準備バッチリ!
さて第2回目のセミナーはサントリー白州蒸留所、講師は何と白州蒸留所初代工場長の嶋谷幸雄さん!やはり実際にウィスキー作りに携わった方のお話はとても参考になりますので、ワクワクしながらの開始です。まずは白州蒸留所の建設のお話から。じっくり書くとあまりに長いので、ポイントを箇条書きでどうぞ。
・山崎蒸留所の次の蒸留所を建設するために、全国を回った。
・各地でウィスキーを作っては試飲してみる日々。
・白州は水に惚れた。きめ細かい水。エレガント。
・原料の味わいが正直に出やすい水。
・花崗岩を通った水・・・なんて知ったのはずいぶん後。
・森の中に埋もれる工場にしたかった。わざと道もまっすぐにせずS字に。
・酵母も工夫した。ディスティラーズイーストとブリュワーズイーストを混ぜ合わせると、ボディの厚み、複雑な味わいが生まれる。
・発酵槽も木桶を使っている。掃除が大変。
・山崎との違いを出すために、ポットスティルもランタン型、樽も小型。
・ピートは後の方に軽く使う。日本ではピートのきついのは流行らない。
などなど。苦労話も含めて1時間ではとても足りないほどのお話でした。ホント、白州蒸留所の成り立ちが思い浮かぶようで楽しいひとときでした。
ちゃんとテイスティングもありました。でも説明はほとんど無し。嶋谷さんいわく、「飲んでいる時にごちゃごちゃ説明するのは好きじゃない。自分の好きなようにウィスキーを楽しめば良い」だとか。
12. 白州10年
軽い。でも私は非常に好きなタイプ。
13. 白州12年
ちょっとハチミツのような?フィニッシュはヘザーの香り。
14. 白州18年
ドライ、スパイシーさが加わる。
15. 白州カスク原酒15年 1993(59%)
病院のような香り。かなりスモーキー。加水すると甘さ、ハチミツ、きめ細やか。フィニッシュはやはりスモーキー。
最後には、「ウィスキーが作られたバックヤードを知ると、もっとウィスキーは楽しめる」「奥さんの次にウィスキーを愛すように」だそうです。うーん名言ですねぇ。白州蒸留所は行ったこと無いので、今度時間がある時にでも訪ねてみたいと思います。
さて後はロスタイム(?)の試飲です。テーブルに用意されているパンをちょこちょこ頬張りながら(酔い防止のため)、気になるものを飲み続けてみました。
16. ブラドノック15年 OMC
すっきりだけど骨太。
17. ハイランドパーク22年 ハイランダーイン
WSJのブースで毎年恒例のボトル。凝縮した果実香とグッとくるボディ。今回の中ではダントツの美味さでした。
18. ロイヤルロッホナガー12年
ラベル変わったんですね。味はそのまま。
19. リンクウッド(花と動物シリーズ)
久しぶりに飲みました。オフィシャルもう出ないのかなぁ。
20. グレンモール32年 レアレストオブザレア
微妙。できそこないのモルティ?(意味不明)
21. ポートエレン25年 OMC
やっぱりポートエレン。美味い。ちょっと草系?
22. ロングロー ガイアバローロカスク7年
ちょっとドギツい?まあ好みの問題です。
23. アードベッグ ルネッサンス
これも今さらボトル。そこまでのパンチはないかも。
というわけで23種類。いつも通りですが飲み過ぎました。まあ事前にウコンの力を仕込んでいますし、試飲で出てくるサケを全て飲み干すような無茶はしなくなったので全然マシですが。(以前はセミナーで眠りこけてましたからね・・・)
後は土屋守さんの「スコッチウィスキー紀行」をサイン入りで入手しました。中をパラパラめくったら楽しそうな内容ですね。美味しいシングルモルトを片手に、この本を読めるようなゆったりした時間と場所が欲しいな~。暇な時間を作ってじっくり読んでみたいと思います。
ちなみに、明日は毎年恒例の阪急百貨店の英国フェアにレッツゴーです(笑)
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