予告通り、6/7(日)は東京ビッグサイトのラムフェスタ2009に行ってきました。まあいきなりバッサリと結論を述べると「まあモルトの奥深い味わいには敵わないかな」という感じなのですが、それでも勉強になった部分も多く、有意義な1日でした。
開始は11時でしたが、希少なサケ目当てでもなく、セミナーを連続で見るつもりもなかったので遅めでいいや~と12時半くらいに現地着。真っ青な青空で陽射しも強く、暑いですが気持ちのいい日でした。

今日はビッグサイトは他に怪しげなイベントはやっていなく、ラムフェスタのみの模様。というわけで会議棟のレセプションホールに降りようとすると、いきなり樽熟成のサケの匂いがぷ~んとしてきました。さすがサケのイベントです。受付でグラスを貰って・・・とグラスにイベント名とかは書いてないようなので、こりゃコレクションではなく本当にテイスティング用のグラスですな。あと200円×10枚のチケットが貰えました(貰ったというか、入場料にチケット代が入ってます)。これでサケをチョイスして飲め、ということですな。もっと飲みたい人は有料でチケット追加可能とのこと。私は買いませんでしたが。

入ると、これまた狭いホールの中に人がうようよしています。マガジンライヴ!もそうなのですが狭すぎ・・・。会場は茶色系統の段ボールを使った装飾、テイスティングにプラカップも出してないようですし、エコを前面に打ち出した会場はなかなか良いですね。色が少ないのを補うためか、会場の一番奥のステージには売り物のTATANKAのカラフルボトルがこれでもか!というくらいに置いてありました。
さて、各ブースには私的に馴染みのないラム酒の銘柄がズラリと並んでいて、何を飲もうか/どのように飲もうか非常に悩みました。中にはチケット14枚!とかいうとんでもない代物も出ていたのですが、いやいや初心者なので、10枚のチケットを有意義に使っていろんな種類を飲んでみよう、ということに決定。というわけでチケット1枚で飲めるサケを中心に攻めていくことに。ちなみに今回のイベントは受付で貰った案内状に全てのサケが書いてあったので、サケの名前をメモする必要が無くレポが非常に楽でした(笑)
1. ダモワゾー レゼルブ・スペシャル(42%)
甘い。普通?
2. トロワ・リビエール5年(40%)
前から銘柄名は知っていて飲みたかったもの。上と違って甘くない。ドライ。深みがある感じ。
ネイソンのブースには、梅田阪急百貨店B1F時代からお世話になっているジャパンインポートシステムの太田さんを発見。「ご無沙汰してます~」と声を掛けたら、去年秋のNBA北摂支部イベントのレポ絡みでこのブログを見たことがあるとか!いやー嬉しいですね。細々とやっているブログですが引き続きよろしくお願いします。あ、最近のOMCはグレントファースを仕入れたので、またレポしておきますね(とは言ってもまだ開けてませんが(笑))
3. ネイソン エルベ・スー・ボワ(50%)
これも甘くない。一風変わった独特の味わい。
ここまで飲んで気付きましたが、チケット1枚200円を払っているせいか、一杯分がかなり多いです。受付で貰ったグラスはショットグラスよりちょっと小さいグラス。それに皆さんなみなみ注がれるので、20mlは入ります。上の度数をストレートでチェイサーもなしで20ml×3杯も飲むと・・・さすがに酔います(ぉぃ。会場ではミネラルウォーターもチケット1枚で売っていたのですが、それはさすがに高すぎだしもったいないので、ちょうどいいやと昼ご飯(+お水買い出し)にしてしまいました。会場を出ていつものam/pmへ。コンビニ前のスペースは開放感があるのでゆったりご飯。そういやここで飯食っている時っていつも酔ってるような気が・・・まああんまり気にしないことにしましょう(苦笑)
さて気を取り直して後半戦。13時のセミナーはスルーしましたが、その後のセミナー2つは聞こうと思ったので早めに消化です。
4. サンテティエンヌ ラム・ビュー(42%)
甘めの味に南国風の味わいが。フィニッシュはドライ。今日の中ではかなり美味しかった。
5. ラムJ.M ゴールド(50%)
甘いがサトウキビ臭さ?がある。まあまあかな。
ここらで14時。セミナーの時間でございます。ラムフェスタのセミナーは「試飲はないですよ~」と太田さんに事前に聞いたのですが、サケに携わっている方のお話を聴ける機会はなかなか無いので、いつも通りワクワクで挑みました。まずはトロワ・リビエールのセミナーからどうぞ。
左の人はJISのバイヤー兼通訳さん、右の人がカルティエ・フランセ・スピリチュー社輸出責任者のアリスティード・シュバイエさん。内容は、ラムの大まかな説明といったところでした。
まずこのラムが作られる場所はカリブ海のマルティニーク島。原料はさとうきびで、今回出展していた銘柄はさとうきびをそのまま絞ってジュースにするアグリコール・ラムとのこと。糖分を含んだジュース(ラムの場合さとうきびワインと呼ぶらしい)を発酵→蒸留→熟成して瓶詰めするところはまあウィスキーと似たり寄ったりです。違うのは蒸留器が連続式であること、暑い気候柄、熟成が速く進むこと、あたりでしょうか。でも私が思うに、気候が暑い中での熟成が、結果としてサケの奥深さを感じることができない一因のような。ラムの原酒を気候の異なるところで長めに熟成させるとまた違ったサケが生まれそうな気がします。
トロワ・リビエールは敷地を流れている「3本の川」という意味だそうです。海辺のテロワール(?)がドライな味を作っている要因でしょうか。熟成ものが一番の得意と仰ってましたが今回は若いのしか飲めなかったので、今度どこかで試してみます。
というわけでセミナー終了。やっぱり話聞きながら飲みたかったな、と思いつつ次の銘柄へ。ちなみにセミナーの間の間隔は15分しかありません。
6. セント・ジェームス12年(43%)
味わいしっかり。
ここでチケットは残り3枚。まあもう1つセミナーがあるし、酔いを醒ました後に使い切るか、と思いダモワゾーのセミナーへGo。
左はまたもやバイヤー兼通訳さん、右がダモワゾーの輸出部長のジョフリー・シャンボニエールさんです。ダモワゾーは、今回出展している中で唯一のグアダループ島・・・はまたもやカリブ海の島ですが、一般的には「グアドループ島」と呼んだ方が通りは良さそうですね。このグアダループ島も先ほどのマルティニーク島も、実はフランス領・海外県。まあスコッチもそうですが、こういうサケの背景を知るには、やはりある程度の世界史の知識が欠かせないようです。
さらにアグリコールラムの誕生を紐解くと、19世紀半ばに、さとうきびを原料とした砂糖生産の過多で製糖業界が破綻し、その結果、砂糖ではなくラムを作るようになったんだとか。うーむ・・・サケの裏にはいろいろと重い現実があるんですね。乱痴気騒ぎのラム、なんてイメージが全く正反対に覆った感じです。
さてダモワゾーの特徴はというと、石灰質の土壌、さとうきびの糖度が高く、出来上がりの味わいが複雑なところだそうです。私的には味わいの複雑さは見出せませんでしたが(ぉぃ、甘い味わいはさとうきびの糖度から来ているんですね。私は事前に飲んでいたのでちょっとは参考になりましたが、やはりセミナーを聞きながら飲めた方がそのサケをより身近に感じられるのでは?と思います。
さて、というわけで最後のセミナーも終了。あと20分くらいでこのフェスタ自体も終わりなので、チケットを使い切るべく2種類セレクトしてみました。
7. ネイソン エキストラ・ビュー(45%)
熟成感あり、ドライ。美味しいぞ。
8. ラマニー V.O.(40%)
穏やかな甘さだけど若くてキツめ。さすがに酔ってたので水で割ったらまろやかに。
最後は酔っていてさすがにテイスティングどころではありませんでした。今回飲んだ中では、サンテティエンヌがかなり好みだったかな。どこかで年数違いも飲んでみますか。
というわけで、ラム漬けの1日は終了!です。今回出てきたものは全て知らない銘柄だったので、私的には一から勉強させてもらったような感じでした。私がラムというとマイヤーズ/バカルディ/飲みたい時にロンサカパ、くらいしか知らないので、他にもいろんな味わいのラムがあるんだな、と意識させられたイベントでした。
最初にも書いたとおり、このイベントで「ラム最高!」とはなりませんでしたが、ラムのみならず、いろんな経験を通じていろんなサケを知っていきたいな、と思った次第です。どうもありがとうございました。
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